David Bowie
1967-2016
ピリオド
グラムロック/キャラクター再発明
1971-1974
演劇性、ペルソナ主導のロック、文学的野心。ポップにおけるアイデンティティ政治のプロトタイプとしてのジギー・スターダスト。
ある未来のスターのスケッチブック。文学的野心とピアノのメロディ、そしてボウイのカメレオン的本質の最初の閃光。
ロック・スターダムを内側から解体した作品。架空の宇宙人メシアは、その生みの親よりもリアルな存在となった。
アメリカ公演中のジギー・スターダスト――グラマーがパラノイアに凝固し、ピアノが無調へと逸脱し、稲妻のボルトが走る。
グラム・ロックの葬送曲。オーウェル的ディストピアを退廃的なギター・リフに乗せた、ジギーの煌びやかさからシン・ホワイト・デュークのソウルへと至る橋渡し。
プラスティックソウル/ステイション・トゥ・ステイション
1975-1976
ソウル、ファンクへの転向とシン・ホワイト・デュークのペルソナ。フィラデルフィアソウルがヨーロッパのアートロック的知性と出会う。
ベルリン三部作
1977-1979
イーノとのコラボレーション。アンビエントのテクスチャー、断片化された曲構造、冷戦の空気感。最も影響力のある実験的作品群。
ニューウェイブ/商業的頂点
1980-1984
ニューウェイブのエッジと商業的親しみやすさの融合。アートポップの完成形としてのScary Monsters、グローバルなポップスターダムとしてのLet's Dance。
実験的回帰
1995-2002
イーノとの再結成、インダストリアル、ドラムンベース、エレクトロニック音楽への関与。ノスタルジアを拒絶し新領域を追求。
イーノとボウイが再集結したミレニアム不安のコンセプト・アルバム。アート・マーダー・ミステリーをインダストリアル・ノイズとカットアップの語りで包み込む。
50歳にして本気でジャングルとドラムンベースを吸収した証明——「再発明」は生き様であってマーケティングではなかった。
9.11後の秋。ボウイが内省的なアート・ロックの成熟へと落ち着き、1990年代の実験を沈鬱な優雅さへと蒸留した。
最終幕
2013-2016
10年間の沈黙からの復帰。死、遺産、ジャズの影響を受けたアートロックとの真摯な対峙。Blackstarは別れの傑作。